② 妊娠中に温泉旅行に行ってもいいの?

A.日本中の温泉には、妊娠中の温泉入浴は一般的禁忌となっています。 つまり、妊婦さんは温泉に入ってはいけないと書いてあるわけです。

 しかし、妊娠経過が順調で流産早産徴候がない妊娠中期の妊婦が、温泉入浴を禁じる医学的根拠はありません。

 そのためあくまでも、妊娠経過が順調で流産早産徴候がない妊娠中期の妊婦が、自己責任において温泉に入ることになりますが、以下の点に注意するようにお願いします。

1.適当な温度のお湯
 42℃以上の高温、30℃以下の低温では、血圧が上昇する可能性がある。 また、冬の露天風呂など外気温との温度差が著しいものも好ましくない。 十分なかけ湯は、急激な温度変化による血圧の上昇を防ぐ。

2.入浴時間  
 10分以上の入浴は、深部体温が上昇し胎盤循環の異常を起こす可能性がある。

3.入浴回数  
 頻繁な入浴は、湯あたり・入浴疲労を招くことになるため、1日2回までとする。

4.一人で入らない  
 単独での入浴は、転倒、気分不快などのとき対処が遅れるので避ける。立ちくらみがおこりやすいので、お風呂から上がるときはゆっくりと。

5.エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)  
 妊娠中は血液凝固能が亢進しているので、自動車や列車による温泉地までの移動において血栓症を予防するために、水分を多く摂り、下肢の運動(足首の背屈)やふくらはぎのマッサージを行う。入浴前後にもコップ1杯の水を飲むとよい。

6.近場の温泉地  
 できれば2時間以内で行けるところが良い。遠くに出かけると流産・早産のリスクが増す。

7.SEXはしない  
 妊娠中のセックスは、流産・早産・前期破水の原因となる可能性がある。


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