④ 妊娠中、注意が必要な食べ物は?

A.妊婦さんは生の食材に注意が必要です。

 生肉生レバー生焼けの肉にはカンピロバクターという細菌が死なずに残っているので、妊婦さんは食べない方がよいでしょう。 カンピロバクターは少ない菌数でも食中毒を引き起こすだけでなく、胎盤に持続感染して胎児に髄膜炎を起こす怖い細菌です。

 カンピロバクターは牛や鶏の腸管にいる細菌なので、妊娠中は牛肉だけでなく鶏肉の生食も要注意です。また、どんなに新鮮な肉でも汚染されている可能性があるので、肉はしっかり火を通して食べましょう。 米国では健診のときに生肉を食べないよう妊婦さんに注意します。

 牧場で飲む生のミルクの中には、リステリアなどの細菌が潜んでいることもあります。 妊婦さんは健康な成人より20倍リステリアに感染しやすいと言われています。また、妊婦さんがこのリステリア菌に感染すると、脳脊髄膜炎など重篤な症状を引き起こすことがあります。

 この菌もカンピロバクターと同じように胎盤に持続感染し、流産・早産や死産、新生児髄膜炎の原因となることが分かっています。 ナチュラルチーズスモークサーモン生ハム肉や魚のパテでの感染も報告されているので、これらも避けた方がよいでしょう。


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