すべてのお母さんがお乳がよく出るわけではありません。自然界では、5%は乳汁分泌不全(全く・ほとんどお乳がでない)で、20%が乳汁分泌不足(ミルクを足さなければならない)であるといわれています。
 つまり、残り75%が本来なら母乳のみで赤ちゃんを育てることができるお母さんたちなのです(母乳率75%)。ところが、実際に母乳のみで育てている人は約45%に過ぎません。以下のデータをご覧ください。
















 当院では、おっぱいや乳頭の形、大きさ、など様々な問題点、さらに赤ちゃんのくせなども含めてケアのしかたを妊娠中より適切に指導しています。その結果、退院後の1週間検診での母乳率は79.1%と、とても高い数値になっています。ところが、1週間、2週間…と、きちんとケアをしてあげないとおっぱいの状態が悪くなります。上の図でもわかるように1ヶ月健診での母乳率が69.3%とやや低下しているのは、ご家庭での個々のケア不足が原因だと思われます。しかし、その後再び適切なおっぱいケアを行うことによって母乳率は73.1%と高くなっています。

 当院では「なにがなんでも母乳で育てなければ」というわけではなく75%の母乳率を目指した、お母さんたちに無理のない母乳哺育指導をしていきたいと考えています。