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母乳のメリット

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母乳のメリット

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赤ちゃんへのメリット

1

赤ちゃんにとって最高の栄養

母乳の成分は赤ちゃんの成長にあわせて、少しずつ変化していきます。
母乳中のエネルギーはほとんど変わりませんが、脂肪分やタンパク質、糖質は微妙に減っていきます。これは離乳食の進み具合と一致しているのです。また1回の授乳中にも成分がたくみに変化しています。飲みはじめは低脂肪であっさり、授乳が終わる頃には脂肪量が増えて濃厚な味に…。満腹感を味わうことができ、飲み過ぎることがありません。

2

赤ちゃんが病気になりにくくなる

初乳は分泌型免疫グロブリンAという免疫物質を豊富に含んでいます。そのため、母乳育ちの赤ちゃんは中耳炎や気管支炎が少ないことが知られています。

3

赤ちゃんがアレルギーになりにくくなる

粉ミルクは牛のお乳からつくられます。粉ミルクの主成分である蛋白質は人間の蛋白質とは違う異種蛋白です。この異種蛋白が赤ちゃんの体内に入ってくると体内の免疫系を刺激してアレルギーの原因になることがあると言われています。母乳は同種蛋白なのでその心配がありません。

4

胃や腸への負担が少なくなる

母乳は消化・吸収しやすく、胃や腸への負担が少なくなります。

5

脳やあごの発達に効果的

母乳にはタウリンという脳の発達に重要なアミノ酸や青魚に多く含まれ「頭がよくなる」とも言われるDHAも多く含まれています。
おっぱいを吸うことは、顎や顔の周りの筋肉の発達につながり、脳の発達にもよい影響を与えます。
さらに大好きなお母さんのにおいが、赤ちゃんの大脳皮質を刺激し、脳の発達を促すとも言われています。

6

いつでも新鮮で理想的な温度で安心して飲める

お母さんのおっぱいから直接赤ちゃんが飲むので、いつでも新鮮で理想的な温度で安心して飲めます。

7

スキンシップがとれる

赤ちゃんは、お母さんと素肌をふれあわせることで安心し、心身の発達によい影響を及ぼします。また、赤ちゃんは自分の要求を聞き入れてもられることで、自分に自信を持ち、信頼する心を育てます。

8

乳幼児突然死症候群(SIDS)になりにくくなる

粉ミルクで育てた赤ちゃんは、母乳で育てた赤ちゃんよりも乳幼児突然死症候群の起こるリスクが約5倍高いと言われています。

お母さんへのメリット

1

子宮の回復を促す効果がある

赤ちゃんが乳頭を吸う刺激によって、オキシトシンというホルモンが出て、母乳の分泌を促します。オキシトシンは同時に子宮の収縮を促し、産後の子宮出血を止める作用があります。

2

便利で手間いらず、いつでも授乳できる

母乳には道具も準備もいりません。赤ちゃんにおっぱいをくわえさせるだけです。
粉ミルクの場合ですと、哺乳瓶を消毒したり、沸騰させたお湯をさましたり、調乳したりと授乳をするまでの準備が必要です。特に夜中の授乳では大変です。また外出の際も粉ミルクや哺乳瓶、お湯を持ち歩かなくてもいいので荷物が少なくてすみます。

3

とても経済的

粉ミルクの場合は、哺乳瓶や調乳ポットや消毒剤も必要です。赤ちゃんの飲む量が増えてくると粉ミルク代だけで月1万円くらいかかりますので、1年間で10万円以上かかります。

4

自然なダイエットの効果がある

妊娠中は産後の授乳にそなえて体脂肪が増加します。
産後母乳育児をすると、蓄えた体脂肪を授乳によって消費することができ、妊娠前の体型に早めに戻る傾向にあります。

以上のように、母乳育児は赤ちゃんにもお母さんにもたいへん多くのメリットがあります。

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