これまで日本国内の経口避妊薬(ピル)は、合成エストロゲンとプロゲスチンの2種類の女性ホルモンが含有された混合型経口避妊薬
(COC:Combined Oral Contraceptive)でした。
スリンダ錠28は本邦初のプロゲスチン単剤の経口避妊薬(Progestin-Only Pill:POP)であり、2025年6月30日発売されました。2025年1月時点海外62ヵ国において承認されています。
世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、プロゲスチン単剤の経口避妊薬(Progestin-Only Pill:POP)は、これまでのピル(COC)より静脈血栓塞栓症のリスクが少なく、喫煙者や肥満、高血圧若しくは弁膜症の女性又は深部静脈血栓症若しくは肺塞栓症の既往を有する者などには推奨度が高い経口避妊剤とされています。
スリンダ錠28はドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用(体内の水分・塩分バランスを調整するホルモン「アルドステロン」の働きを抑制する作用)により、むくみの軽減・高血圧の予防改善に寄与するとされています。
またドロスピレノンは抗アンドロゲン作用を持つため「アンドロゲン(男性ホルモン)」の作用を抑制し、にきび・多毛・月経前症候群(PMS)の改善に寄与するとされています。
(アンドロゲンは皮脂腺を刺激して皮脂分泌を促進しますが、ドロスピレノンはこの作用を抑えるため、にきびの改善に効果があるとされています。)
【スリンダ錠28がおすすめな方】
前兆を伴う片頭痛・高血圧・肥満・脂質代謝異常・喫煙者・心臓弁膜症・糖尿病・40歳以上・血栓症の素因/既往/家族歴・血栓症が心配でピルを敬遠してきた方
など、これまでのピルが禁忌もしくは慎重投与で諦めていた方にもスリンダ錠28は服用可能なプロゲスチン単剤の経口避妊薬(Progestin-Only Pill:POP)です。