妊娠初期の中絶手術にはいくつか方法がありますが、WHO(世界保健機関)は“搔把法(そうはほう)”より“吸引法”をすすめています。
吸引法のほうが、体への負担が少なく、安全性が高いとされているためです。
では、吸引法の中でも
• 手動の吸引(MVA)
• 電動の吸引(EVA)
どちらが良いのか、気になりますよね。
WHOは「手動吸引法(MVA)を特にすすめている」わけではありません
WHOの専門家向けガイドラインでは、次のように書かれています。
手動(MVA)と電動(EVA)の吸引は、どちらも同じくらい効果的です。
ただし、妊娠9週を超えると手動吸引法(MVA)は手技的に難しくなります。
つまり、
• どちらも安全で効果は同じ
• 妊娠週数や施設の設備によって、向いている方法が少し変わる
という考え方です。
患者さんにとって大事なポイント
• 手動式吸引(MVA)・電動式吸引(EVA)どちらの吸引法も安全性は高い
• 医師が妊娠週数や子宮の状態を見て、より適した方法を選ぶ
• WHOは「搔把法より吸引法をすすめる」と明確に書いている
• 吸引法の中で“どちらか一方を強く推奨”しているわけではない
安心していただきたいのは、
どちらの方法でも、適切に行われれば安全性は十分に確立されているということです。