電話によるお問い合わせ

電話受付は診療時間内

電話をかける

一般外来

最終受付 午前12時まで / 午後7時まで

診療時間
AM 9:30 - 12:30
PM 4:30 - 7:30

休診日:木曜午後・日曜日・祝日

※土曜日午後の診療は、学会等のため休診になる場合があります。

母乳外来・助産師外来

最終受付 午前12時まで / 午後7時まで

診療時間
AM 9:30 - 12:30
PM 4:30 - 7:30

休診日:木曜日・日曜日・祝日

※土曜日午後の診療は、学会等のため休診になる場合があります。

おしらせ

診療時間

おしらせ一覧へ

【50代前後の不正出血】

原因・メカニズムをわかりやすく解説

50歳前後(更年期・閉経前後)に起こる不正性器出血は、多くがホルモンバランスの変化によるものです。 
しかし、この年代は子宮内膜の病気(子宮内膜増殖症・子宮体がん)が増える時期でもあるため、正確な診断が大切です。

こちらでは、50代前後の不正出血の主な原因とメカニズムを、患者さん向けにやさしく解説します。

■ 50代前後に不正出血が増える理由

閉経が近づく時期(周閉経期)は、女性ホルモンの分泌が大きく揺らぎます。
その結果、月経周期が乱れたり、予定外の出血が起こりやすくなるのが特徴です。

特に多いのが「無排卵周期」による出血です。

■ 【最も多い原因】無排卵周期による不正出血

50歳前後では、排卵が起こらない月が増えてきます。
すると、体の中では次のような変化が起こります。

● 無排卵 → プロゲステロンが出ない

排卵がないと、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されません。

● 子宮内膜が不安定に増殖

プロゲステロンがないと、子宮内膜が整わず、厚くなったり不安定な状態になります。

● 内膜が予定外に剥がれて出血

不安定な内膜は、月経とは関係なく
「少しずつ剥がれる」「急にまとまって剥がれる」 
といった形で出血します。

これが、50代前後でよく見られる
「ホルモンのゆらぎによる不正出血」です。

■ その他の原因(50代で増える疾患も含む)

● 子宮内膜ポリープ・子宮筋腫

子宮内にできものがあると、内膜が刺激されて出血しやすくなります。

● 子宮頸部の病変(炎症・ポリープ・子宮頸がん)

性交後出血や少量の持続的な出血が見られることがあります。

性感染症

クラミジア感染症や淋菌感染症など。

● 萎縮性腟炎(閉経前後に多い)

エストロゲン低下で腟粘膜が薄くなり、軽い刺激で出血します。

● 子宮内膜増殖症・子宮体がん

50代前後で増える疾患です。近年、子宮体がんが増えています。
不正出血がきっかけで見つかることが多いため、早めの受診が重要です。

■ 受診をおすすめする症状

以下のような場合は、婦人科での検査をおすすめします。

  • 月経以外のタイミングで出血がある
  • 出血が何度も続く
  • 出血量が多い、貧血が心配
  • 閉経後(1年以上月経がない)の出血
  • 「いつもと違う」と感じる出血

不正出血の原因は、超音波検査や内診で多くが分かります。 
必要に応じて子宮内膜の検査を行います。

■ まとめ

  • 50代前後の不正出血は、ホルモンバランスの変化(無排卵周期)が最も多い原因
  • しかし、子宮内膜の病気(増殖症・体がん)も増える年代
  • 気になる出血があれば、早めの婦人科受診が安心につながります

不正出血は、体からの大切なサインです。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。