〜ホルモンの変化でセロトニンが低下すると自然に起こること〜
月経前になると、急にチョコレートや甘いものが食べたくなることがあります。 これもPMSのよくある症状です。これは 意思の弱さでも、食べすぎでもなく、脳の自然な反応 です。
月経前は、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が急に変動します。 この変化が脳の セロトニン という“気分を安定させる物質”を低下させます。
セロトニンが減ると、脳は次のように働きます:
- 気分を安定させたい
- セロトニンを増やしたい
- そのために 糖質(甘いもの)を欲しがる
つまり、「甘いものが食べたい!」は脳がバランスを取ろうとしているサインなのです。
- 甘いものが欲しくなるのは“自然な生理現象”
- 我慢できない自分を責める必要はありません
- 適度に甘いものを取り入れることで気分が落ち着くこともあります
月経前に甘いものが欲しくなるときの上手な対処法
1)「欲求を否定しない」ことが第一歩
甘いものを欲しがるのは脳の自然な反応なので、「食べたい自分はダメだ」と思わないことが大切です。否定するとストレスが増え、逆に過食につながることがあります。
2)“適度に”甘いものを取り入れる
完全に我慢する必要はありません。ただし、量とタイミングを工夫すると、気分が落ち着きやすくなります。
- 小さめのチョコを1〜2個
- 和菓子やフルーツなど、血糖が急上昇しにくい甘味
- 食後に少量を楽しむ(空腹時より安定しやすい)
3)血糖値が急に上がりすぎない工夫
セロトニンが低下している時は血糖の乱高下で気分がさらに不安定になりやすいので、 ゆっくり吸収される糖質を選ぶと楽になります。
- ナッツ+チョコの組み合わせ
- ヨーグルト+はちみつ
- 全粒粉のクラッカー+少量のジャム
4)セロトニンを自然に整える生活習慣
医学的にも、セロトニンは以下の習慣で自然に増えやすいことが知られています。
- 朝の光を浴びる
- 軽い運動(散歩・ストレッチ)
- タンパク質をしっかり摂る(トリプトファンの材料)
- 睡眠リズムを整える
これらは「甘いものへの強い欲求」を和らげる助けになります。
5)つらさが強い場合は相談を
甘いものの欲求が強すぎて生活に支障が出る、気分の落ち込みやイライラが強い、日常生活がつらいと感じる場合は、婦人科で相談することで、より適したサポートを受けられることがあります。
まとめ
「月経前に甘いものが欲しくなるのは脳の自然な反応です。我慢しすぎず、上手に付き合う方法を一緒に考えていきましょう。」