BMI18.5未満を「やせ」と言います。
BMI(BodyMass Index)体格指数
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
BMI 17.5以下:るいそう(危険体重)栄養失調
BMI 18.5未満:低体重(やせ)
BMI 18.5以上25未満:普通体重
BMI 20:美容体重
BMI 22:標準体重 最も病気になりにくい
BMI 25以上:肥満
やせ過ぎは美容にも健康にも良くない
- やせ過ぎると、ハリのない乾燥肌・抜け毛が増える、爪がガサガサになる。
- むくみがでてきたり、手足の冷え、便秘になる。
- 脳の機能が衰え、判断力・記憶力が低下する。
- 感情のコントロールができなくなり喜怒哀楽が激しくなり、うつ状態なる。
- 貧血になり疲れやすくなり、慢性的にだるさを感じる。
- 月経が止まり、女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、骨粗霧症になる。
やせ過ぎるとなぜ月経が止まるのか
間脳(視床下部)・下垂体・卵巣からのホルモン調節が同期的に変化することにより月経が起こります。一方、視床下部には摂食中枢や満腹中枢があり、 性ホルモンの中枢とも深いかかわりを持っています。そのため、やせ過ぎると視床下部の働きが悪くなり、ホルモン調節の異常が起こり、月経が止まってしまいます。
やせ過ぎの女性は、自身の体に妊娠する余裕がありません。自分自身が生きていくだけで精一杯なのです。自分の体を守るために、卵巣機能を低下させて排卵しないように、妊娠しないようにするため、無排卵になるのだと言われています。
BMI20~22を目標に体重を回復させましょう。
BMI 16未満は重度
標準体重の70%未満(BMI 15.4未満)や急激な体重減少の場合は、貧血や低栄養状態の悪化をふせぐために、月経を起こさせる治療は行いません。まず摂食障害を専門としている心療内科・内分泌内科などにて精査のうえ、運動制限・栄養療法を行い体重回復を目指します。