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ヤーズとアリッサの違いによる「ニキビ改善効果」について

LEP(Lowdose Estrogen Progestin)には、ドロスピレノンという成分を含む製剤があります。
ドロスピレノンには抗アンドロゲン作用(男性ホルモンを抑える働き)があり、皮脂分泌を減らすことでニキビの改善が期待できます。

当院でも、ニキビ治療のためドロスピレノンを含む製剤であるヤーズアリッサを使用する中で、
「ヤーズの方がニキビが改善しやすい」という印象を持たれる方が少なくありません。

その理由は、配合されているエストロゲンの種類と作用の違いにあります。

ヤーズとアリッサの主な違い

製剤名含まれるエストロゲン特徴
ヤーズエチニルエストラジオール(EE)20µg皮脂抑制作用が比較的強い
アリッサエステトロール(E4)15mgからだにやさしい設計だが皮脂抑制は控えめ

どちらもドロスピレノン3mgを含みますが、エストロゲンの種類が大きな違いです。

なぜヤーズの方がニキビ改善が出やすいのか

● 1. エチニルエストラジオール(EE)は皮脂抑制作用が強い

ヤーズに含まれるEEは、皮脂腺に働きかけて皮脂分泌を抑える作用が明確です。
そのため、ニキビ改善効果が出やすい傾向があります。

● 2. アリッサのエステトロール(E4)は作用がマイルド

アリッサに含まれるE4は、天然型エストロゲンで、血栓症のリスクが低いなどからだへの負担が少ない“ナチュラル志向”のエストロゲンですが、
皮脂抑制作用はEEより弱めです。
そのため、ニキビ改善はゆるやかに感じられることがあります。

まとめ

  • ヤーズは皮脂抑制作用が強く、ニキビ改善効果が高い
  • アリッサは副作用が少ない一方、ニキビ改善はマイルド
  • どちらもドロスピレノンによる抗アンドロゲン作用は共通

患者さんの体質や目的(ニキビ改善、月経困難症、PMSなど)によって、
適した製剤は異なります。
当院では、症状やご希望を伺いながら、最適なLEPをご提案しています。