「安全な妊娠中絶」と「望まない妊娠を避ける」ことは女性の権利
生殖能力のある男女がセックスすれば、避妊していても妊娠することがあります。現在日本で一番多く使われている避妊法はコンドームです。しかしコンドームの一般的な使用法では失敗率18%です。望まない妊娠は誰にでも起こりうることです。
妊娠する性を持つ女性にとって、生むことも生まないことも女性の権利であり、女性の一大事です。どちらを選ぶかは一人一人の問題です。決して誰かに非難されるようなことではありません。
妊娠中絶は決して良いことではないかもしれません。でも失敗しない人はいません。人は失敗する動物なのです。失敗したら、望まない妊娠をしたら、なぜ失敗したのか、なぜ望まない妊娠をしたのか考えて反省して次に活かせば良いのです。大切なことは二度と同じ失敗を繰り返さないことです。
レディースクリニックまぶちの人工妊娠中絶
5つの特徴
1
初診料・超音波検査料・術前検査料は、無料!
妊娠がわかったら早めに診察におこしください。
「お金がないから診察に行けない」・「早く病院に行かなければでも・・・」・「とにかくどうしたらよいのかわからない」などいろいろ考えて悩んでいる人が、病院に行くのをどんどん先送りにして、結果的に中絶のタイミングを逃してしまい、出産して赤ちゃんを遺棄したり、虐待したりするという事例が後を絶たちません。
レディースクリニックまぶちは「望まない妊娠」で悩んでいる人の不安な気持ちに寄り添うために、初診料・超音波検査料・術前検査料を無料に致しました。
2
わかりやすい低料金(総額料金表示・均一料金)
自己負担金は実質2万円(税込)です。
妊娠11週までの初期妊娠中絶の初診料・術前検査料・入院・手術料・術後検査料まですべて含んだ料金の総額が12万円(税込)です。胎児心拍が確認された場合「妊婦のための支援給付金」10万円が支給されますので、自己負担金は実質2万円(税込)です。妊娠週数別割増料金もなく均一料金です。これ以外に必要な料金は基本的には一切ありません。
3
安全で安心
中絶手術には「掻把(そうは)法」と「吸引法」がありますが、当院ではWHOが推奨する安全性の高い「吸引法」にて中絶手術を致します。当院の医師は臨床経験豊富な産婦人科専門医・母体保護法指定医です。
4
痛みのない手術
前処置には細いラミセルという子宮頚管熟化材を使用し、手術は鎮痛・麻酔薬ケタミン(ケタラール)による全身麻酔で眠っている間に終わりますので痛みは全くありません。
5
術後の避妊指導
望まない妊娠を繰り返さないため避妊指導を致します。OC(低用量ピル)・IUS(ミレーナ)など、より安全で確実な避妊法を指導いたします。『Every child a wanted child:すべての子どもは望まれた子ども』これが私たちの望みです。
初期人工妊娠中絶について
妊娠11週までに行う中絶手術を「初期中絶」と言います。当院の初期中絶は、WHOの推奨する安全性の高い「吸引法」にて行います。
初期中絶のリスク(危険性)
手術操作によるリスク
子宮穿孔、子宮頸管裂傷、子宮内感染、腹腔内感染、子宮出血、子宮内組織遺残、術後の月経異常・不妊症・習慣性流産など
麻酔(静脈麻酔)によるリスク
血圧上昇、血圧低下(ショック)、呼吸抑制、呼吸停止、心停止、薬剤アレルギー(発疹・アナフィラキシーショックなど)、末梢神経麻痺、注射部位の痛み・痺れ・硬結など
中絶手術にはこれらのリスクが伴います。リスクの確率は極めて小さいものですが、確かな技術を持つ臨床経験豊富な産婦人科専門医・母体保護法指定医に委ねる事が大切です。
中絶手術は不安でしょうが、安全管理のしっかりした手術であればそれほど心配することはありません。しかし、中絶は繰り返すことの無い様に今後の避妊についてよく考えていきましょう。
人工妊娠中絶薬について
2023年4月人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」が承認されました。患者さんにとっては治療法の選択肢が増えるという意味において良い事です。
しかしこれまでの研究では、人工妊娠中絶薬で中絶の成功率は93%で、失敗した7%は従来の中絶手術などの追加処置が必要でした。また、従来の中絶手術は、麻酔がきいて眠っている間に10分間程で中絶が済んでしまいますが、一方で人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」の場合は、中絶に至るまでに時間がかかります。意識がある状態で、胎児が体外に出てその時に強い痛みや出血を伴います。そのため中絶を実感してそのことを受け止めきれずトラウマになったりすることも考えられます。人工妊娠中絶薬のほうが、従来の中絶手術と比べて有害事象リスクが高いという報告もあります。
発展途上国など医療水準が低い・衛生環境の悪い所では「中絶手術は危険性が高く、人工妊娠中絶薬の方が安全」といえるようですが、日本のように高い医療水準と良好な衛生環境のもとでは、従来の中絶手術のほうが優れていると思われます。経口中絶薬と中絶手術のどちらを選ぶか主治医とよく相談して決めてください。

中期中絶について
妊娠12週~妊娠21週までの人工妊娠中絶を中期中絶といいます。非常にリスクの高い中絶です。
現在、当院では中期中絶はおこなっていません。
中期中絶希望の方は、しかるべき病院へ紹介いたします。
中期中絶のリスク
子宮破裂
子宮頸管裂傷
子宮出血・出血性ショック
心筋梗塞
子宮内感染
子宮破裂・子宮頸管裂傷などの場合、輸血・子宮全摘手術などを要する
Price
料金
初診料・超音波検査料・術前検査料は、0円(無料)です。
妊娠11週までの初期妊娠中絶は、入院・手術料・術後検診料まですべて含んだ料金の総額が12万円(税込)です。
胎児心拍が確認された場合「妊婦のための支援給付金」10万円が支給されますので、自己負担金は実質2万円(税込)です。
妊娠週数別割増料金もなく妊娠11週まですべて均一料金です。
手術予約料0円(無料)
手術を取りやめた場合のキャンセル料もありません。
これ以外に必要な料金は基本的には一切ありません。
初診料 | 0円 | |
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超音波検査料 | 0円 | |
術前検査料 | 0円 | |
手術予約料 | 0円 | |
入院・手術料 妊娠11週まで 「妊婦のための支援給付」10万円支給される場合 |
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人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」による中絶 | 現在当院ではおこなっていません | |
術後検診・避妊指導料 | 0円 |
【加算料金】
※土曜日の中絶手術:+11,000円 (税込)
※Rh(-)の方:Rh血液型不適合の予防注射 抗D人免疫グロブリン+25,000円 (税込)
※帝王切開の既往がある方:+30,000円 (税込)
※多胎妊娠の場合:+50,000円(税込) 品胎妊娠の場合:+100,000円(税込)
※クラミジア感染症、貧血症など治療を要する疾患があれば別途保険診療にて診療致します。
※流産の場合は保険診療になります。
※上記の料金は予告なく変更になることがあります。
【インフォメーション】
令和7年4月1日より「妊婦のための支援給付」がおこなわれ、10万円支給されます。
胎児心拍が確認された場合、人工妊娠中絶も支給対象となります。
詳細は、住民票のある市町村にご確認ください。
Caution
注意事項
当院で可能な中絶は妊娠12週未満の初期中絶のみです。
未成年の中絶に親の同意は必要ありません。
人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」による中絶は現在当院ではおこなっていません。
人工妊娠中絶に関する診療は健康保険の取り扱いとなりません。すべて自費診療となります。
妊娠22週以降の中絶は法律で禁止されています。
当院では日本語の正確な理解の出来ない方の手術はできません。
当院では原則として外国人の人工妊娠中絶はできません。母体保護法の適応要件に関する本国での事実関係の確認が困難であるため、出来る限り帰国後に本国法に基づいて措置する事が望ましいとされています。
入院・手術日に付き添いはあるほうが安心ですが、必ずしも必要ではありません。
早めの診察が大切です。一人で悩まず、先ずはご来院ください。